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演劇部 平和の夏まつり

8月6日(日)

 広島に原爆が投下されて78年となるこの日、マイタウン白河で開催された平和の夏まつりに本校演劇部が出演しました。白河高校と白河旭高校、須賀川桐陽高校の演劇部がそれぞれ戦争の悲惨さと平和の尊さを朗読劇や演劇をとおして観客に訴えかけていました。
 白河高校は「夏服の少女たち~広島・昭和20年8月6日~」という題で、原爆投下までの少女達の様子を描いた朗読劇を披露し、白河旭高校は「遠い夏 青い空 太陽のかけら」と題し、戦時中にタイムスリップした高校生の物語を朗読劇で演じました。
 本校の演目は「cavaret」(ぼぶ☆れのん作)。第二次世界大戦のさなか、ハンブルグの港町で小さなキャバレーを営み幸せに暮らしていたユダヤ人の家族が、ナチスによる人種隔離政策のもとでばらばらに引き裂かれる苦悩を見事に演じ上げていました。舞台装置はテーブルと椅子のみ。そこが薄暗い場末のキャバレーに見えてくる演技は見事です。
 高校生達が演劇をとおして真剣に平和を訴える姿は我々の心に大切な何かを残してくれたように思います。部員の皆さん、素晴らしい演劇をありがとうございました。

華やかなキャバレーのダンスシーンから劇がスタート。
おいしいクッキーを焼いてくれるおばさんは故郷を捨てアメリカに亡命することに。
ナチスによるユダヤ人迫害に苦しむ家族。
音信不通だった姉の恋人であるドイツ人のルドルフは家族の敵であるナチスに入党。
ナチスに誇りを持つ一方、恋人の家族を心配し、密かに国外逃亡をさせる手配をしていた。
子供達は無事脱出するが、母親だけはかたくなにキャバレーを守り続ける。
そこにナチス軍が突入。そのときルドルフは・・・。